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SEXは何のため気持ち良いの?
--- エクスタシーの生物学的意味---
人間の場合、他の動物と違って、脳でSEXするといっても過言ではないくらい、性の本能を大脳が支配しています。ですが、まずここでは、それ以前の本能的な性、生物学的な性をバックグラウンドとして押さえておきましょう。
★なぜ気持ち良いのか
「性別」というものの出来た意味を生物学的にたどると、生存確率の向上を目指したものだと考えられています。その細部は色々な説があり、
- 『無性生殖に比べて有性生殖は、オスとメスの遺伝子を組み替えることで多様な個体を生み出すことが出来、病原体に対する適応力、環境変化に対する適応力が増す』という説
- 『遺伝子を組み替えることで、有害な突然変異を子孫に残さないようにしている』という説
などがありますが、細かい部分はさておき、無性生殖よりは有利であることは確かなようです。この戦略を選んだ生物は、生殖のためにSEXをします。精子と卵子を出会わせるための行為がSEXです。元々のSEXの意味は、いまさら言うまでもなく「子孫」を残すことだったのです。
本来は、SEXは子孫を残すためにするものです。人間以外の生物を見ると、一生のうちに一回しかSEXをしないとか、ある時期にだけしかしないという生物の方が一般的です。これに対して、人間はとても特殊で、年がら年中発情していて、年がら年中SEXをしています。
なぜでしょう?
それは「SEXは気持ち良い」ものだからです。なぜSEXは「気持ち良い」ものになったのかというと、おそらく、気持ち良いことをどんどんしたくなって子孫が増えるから、ということなのでしょう。
あるいはまた、カップルが互いに相手から気持ち良くしてもらえるという作用から、カップルがより相手を重要視し、共同生活が円滑に進むため、という見方もあります。2人の協力関係がうまくいけば、そのカップルの生存確率も上がり、また子供の養育もうまくでき、ひいては子孫の生存確率も上がるというわけです。
あるいはあるいは、気持ち良さが頂点に達したいわゆる「オーガズム」に意味を見出す説もあります。女性のオーガズムのときの膣の収縮、およびそれと同期する男性のペニスの脈動は、精液を子宮の奥まで吸い込む作用があり、受精確率を増加させる、という説です。
またまたあるいは、女性の強烈なオーガズムは、
SEXの後、しばらく呆然と横になっていることで精液が膣から流れ出さないようにする役目を持っている、という説もあります。
このように、「気持ち良い」ということの裏には、様々な理由が考えられているのですが、どれが本当に当たっているかは、今少し、学者さん達のお仕事ぶりを見てみないと判らないと思います。
とにもかくにも、進化論風に言うと、SEXが気持ち良いように感じる個体は、より多くの子孫を残したので、そういう風に人間は進化した、ということになります。
この作戦は非常に効果的だったようで、見ての通り、地球上のやたら広範囲に渡って人類は繁殖しています。
★生殖を目的としないSEX
でも、あるときから人間は、SEXから「子孫を残す」ことを分離し、「快楽」だけを得ることに成功します。その方法は2つあり、ひとつは「避妊」であり、もうひとつは「オナニー」です。避妊したSEXは、子孫を残さずにSEXの快楽だけを享受できます。オナニーもそうです。が、SEXには相手が必要なのに対し、オナニーには相手が要りません。
Sexから「快楽」のみを手に入れる方法が確立された現在の社会では、「快楽至上主義」というか、「快楽原理」とでもいうものが、大きな支配力を持っています。みんな"H"がしたくて、モテたくて、そのために色々着飾ったり、かっこいいモノを持ったり、そのために汗水たらして働いている、そういうところがありますよね。中には「子供」を作りたくてSEXをしているカップルもいますが、パーセンテージからすると、かなり少ないでしょう。今地球上で行われている人類のほとんどのSEXは、快楽のために行われていると言っても過言ではないと思います。
この「生殖から切り離された快楽」が、生物学的に見て、人類にどういう優位性をもたらすのかは、諸説紛々ありますが、とにかく、今の我々は「気持ち良いこと」を手に入れることを最優先に生活しているように思われます。(もちろん、「衣食住が足りて」の上での話ですが。日本は恵まれているので、たいていの人はこれに当てはまるでしょう。)
1つの仮説として、「個体同士のコミュニケーション手段としての"生殖を目的としないSEX"は、個体間の協力関係をより強固にするために存在する」という説は、かなりもっともらしいと思われます。ここでいう個体とは、男と女である必要はなく、ホモセクシャル、レスビアンも含めて説明することが出来ます。つまり端的に言うと、「快楽を与え合うSEXは、他人と仲良くするためにする」という説です。
あるいはまた、単に「生殖のためのSEXに対する予行演習」と見る人もいます。ま、確かにそういう意味もあるにはあるでしょうが、でも、予行演習にしては、頻度が多すぎると思われます。
"生殖を目的としないSEX"が、コミュニケーションの手段だとすると、オナニーはどうなるのでしょう。独りでするのに「コミュニケーションのため」では説明が付きません。仮説としては、「"生殖を目的とするSEX"にまつわる種々の生理的作用を、擬似的に呼び覚ますことで個体の生命力を活性化させる」という説があります。要するにHをすると、若さを保てるというようなことですが、本当かどうかは定かでありません。(ずっとオナニーばっかりしている自分と、自分の年齢を照らし合わせてみると、そお言われればそんな気がしないでもないですが...)
あるいは、「快楽を与え合うSEX(相手のいるSEX)のための予行演習」と見るのが、安易ですが一番もっともらしいかも知れません。
あるいは、もしかすると、オナニーで快楽を追求する生き方というのは、生命体の生存確率向上に関しては、何の意味も無いことなのかもしれません。しかし、物事が、その元々の意味を越えて、それ自体が目的となる、ということ(自己目的化)はよくあることで、オナニストのオナニーもそういうものになっているのかもしれません。
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オナニーで ペニストレーニング 記事の 引用文献
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